2026/4/3
こんにちは。港区で会社設立を検討している皆様へ、役員報酬の設計についてお伝えします。特に、2026年度の税制変更を踏まえた最適な報酬設計方法をご紹介します。
港区は東京の中心部に位置し、多くの企業が集う繁華街です。しかし、港区での会社設立にはいくつかの特徴があります。
2026年度には以下の税制変更が適用されます。
港区で会社設立する際の役員報酬設計では以下のポイントを考慮する必要があります。
ポイント:178万円の壁を活かすには、年間報酬を178万円以下に設定することが重要です。これは、所得税の控除が大きく変わる閾値です。
以下は、年間利益600万円の場合の報酬シミュレーション結果です。各パターンの税負担を比較してみましょう。
会社設立報酬シミュレーション(年間利益 6,000,000 円)
| パターン | 月額報酬 | 年額報酬 | 個人税 | 法人税 | 合計税負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 150,000円 | 1,800,000円 | 80,000円 | 1,140,000円 | 1,220,000円 |
| B | 250,000円 | 3,000,000円 | 200,000円 | 1,125,000円 | 1,325,000円 |
| C | 400,000円 | 4,800,000円 | 320,000円 | 1,110,000円 | 1,430,000円 |
設定のポイント
以下は、港区で会社設立する際の最適な報酬設計のポイントです。
補足:報酬設計は会社の利益状況や将来の計画に合わせて調整する必要があります。必要に応じて税理士や弁護士の相談を受けることをおすすめします。
港区で会社設立する際の役員報酬設計は、税制の変更を考慮した上で、バランスの取れた設計が重要です。本記事でご紹介したシミュレーション結果を参考に、最適な報酬設計を検討してください。
役員報酬(定期同額給与)は、会社設立後3か月以内に決定する必要があります。設立後最初の事業年度においては、設立日から3か月を経過する日までに株主総会等で決議し、支給を開始します。一度決定した報酬額は原則として期中に変更できないため、本記事で紹介したシミュレーションを参考に、慎重に金額を設定してください。
「178万円の壁」とは、2026年度の税制改正で引き上げられた基礎控除(104万円)と給与所得控除の最低額(55万円)等を合計した非課税ラインを指します。年間の役員報酬を178万円以下に設定すると、所得税がほぼゼロになるため、個人側の税負担を大幅に抑えることが可能です。ただし、報酬を低く抑えすぎると社会保険の等級が下がり、将来の年金受給額にも影響するため、総合的な判断が必要です。
一概にどちらが有利とは言えず、年間利益の規模によって最適なバランスが変わります。年間利益が800万円以下の場合は中小法人の軽減税率(15%)が適用されるため、法人に利益を残す方が税率面では有利です。一方、個人の生活費確保や社会保険の給付水準も考慮する必要があります。本記事のシミュレーションにあるように、月額15万円〜30万円の範囲が法人税・個人税・社会保険料のバランスが取りやすい推奨ゾーンです。