お役立ちコラム

企業成長のススメ!100年続く企業成長に向けて! 「はじめての独立と会社設立」編

2020/2/8

~何故?独立を考えたのか?~

日本の企業数は、平成29年4月発行「2017年版 中小企業白書 概要」によると大企業が1.1万者。中小企業が380.9万者。中小企業のうち、小規模事業者が325.2万者となっております。総企業数の99.7%が中小企業で占めており、大企業の割合は、わずか0.3%のみとなっております。現在、経営されている大企業の経営者の方々も、初めから大企業だった訳ではありません。10年20年と長く続いている中小企業の経営者も、ここまで長く続くと思っていなかったかもしれません。少なからず経営者の方、全員共通している事は、設立、スタートがあった事です。何故?独立を考えたのだろうか?何が切欠で会社設立をしたのか?設立時には、どのようなことが必要で、設立後は、どのような事を行えばよいのか?などなど・・・色々な経験があるはずです。

これから会社設立を検討されている方や今の会社・組織で成長を感じず、独立を考えている方、勿論、既に会社経営を始めたばかりの方にとっても、お役立て出来る内容をお届け出来れば幸いです。

企業成長のススメ!100年続く企業成長に向けて! 「はじめての独立と会社設立」編

何故?独立、会社設立を考えたのか?

何故?独立、会社設立を考えたのか?野心がある!現状に不満がある!金儲けをしたい!一人でコツコツやっていきたい!皆さん当然想いや考えは違うはずです。ただ、成功している経営者、苦難も乗り越える事ができる経営者に共通して言えることってなんでしょうか?それは、社長個々が持っている熱量では無いでしょうか?熱量とは、物体間を伝わる熱やエネルギーのことです。熱量が低ければ伝わる温度が低いように、熱量の大きさで伝わり方が変わります。行動力がある人。世に対して訴求できる力が強い人。そういった人は、熱量が共通して高い。それは、プラスの熱量もあればマイナスの熱量もありますが、伝導力が高い経営者が多いのは、事実です。これから独立、会社設立を検討されている方は、おそらく他の方より熱量が高く、率先して行動できる方が多いのでは無いでしょうか?そういった方は既にネットや本でたくさんの情報を知り、これまで、これからも、たくさんの出会い、機会を大切にされ行動されているはずです。そういった行動から学べることってなんでしょうか?きっと、今後の設立、経営において最も需要なキーワードやヒントが見つかります。例えば、仕事に対する考え方。社員への教育。売上UPの方法。他にもたくさんあるはずです。今一度、ご自身の熱量を見直していただくことで、今やるべきなのか?!いつやるべきなのか?!今必要な事が何のか?!見えてくるかもしれません。ご自身の熱量を今一度見つめ直す事でまた違った行動が生まれるはずです。

2.経営者のやるべきことって?

経営者として、リーダーとしてやるべきことって?何なのか考えてみました。社長やリーダーは、たくさんやる事がありますよね。営業もやるし経理もやるし、たくさんありすぎて、意外と雑務に追われて本業に注力できていない。そんな結果を招いてしまってないでしょうか?小規模企業のほとんどの社長が「人手不足」と経営課題をあげているのが、その証拠です。組織や部が最初から作れれば、役割ややるべき事が明確で、企業成長に応じて大きく変わります。ただし残念なことに初めから組織や体制が作れる訳ではありません。だからこそ、経営者のやるべきことって何でしょうか?私は、ゴール設定(目標)を明確にする事だと思います。熱量が高く、ゴール設定(目標)が明確であれば、走り出す事が出来ます。これが正に、一番初めに、経営者のやるべき事です。

3.ゴール設定からの逆算

経営者としてゴール設定(目標)を明確にする事は、当然大切です。ただ単に、目標を設定するだけでは、うまく行きません。皆さん、「あみだくじ」をされた事は、ありますか?!「あみだくじ」は、答え、アタリ、が隠され、出発を決めてから走り出します。結果、思っていた答えにならない、ハズレを引いてしまう可能性があります。勿論、アタリに辿り着くこともありますが、成功率は、低いでしょう。例えば、もし先にアタリを見せられたらどうでしょうか?先にスタートを選ばないはずです。間違えなくアタリからスタートし、線をたどり、いろんな過程を経て、スタートを導きます。つまりゴール設定(目標)から逆算して計画を立てる事が大切なのです。経営が上手くいっている方は、すべてゴール設定から逆算されています。逆算していくことで、何がその過程で必要か?どういったプロセス管理を行えば良いのか?その都度必要な事が何か?必然的にプロセスが決まりスタートが明確になるのです。誰しもゴール設定や目標は立てるはずです。でも、ついつい目先の出来る事や簡単に行える事から始めてしまう。結果、やりきった感になってしまい、ゴール設定(目標)に到達しない。そんな事が、起こって無いでしょうか?本当に必要な事を導く為には、逆算して行くことが大切です。

4.会社設立に向けて考えておくべきこと

1)経営理念

「経営者の経営哲学や信念、行動指針や目的などを明文化し、その企業が果たすべき使命や、基本姿勢などを社内外に向けて表明するものである」
・・・Wikipediaより引用

「経営者が経営活動を通じて実現しようとして抱懐している信念、信条、理想、
イデオロギーなどの価値をいう」
・・・出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について

「経営理念」を調べるとこのような形で表現されます。いずれも「経営者の考え」を表すものと捉えられます。もちろんですが、会社は経営者がいないと成り立ちません。だから経営者の表現を「経営理念」へ変換して伝える事が大切です。ただ、陥りがちなのは、経営理念として「何を行うのか?」とか「何をやるのか?」というような表現になってしまう事です。物が売れない時代、消費者が商品を選ぶ時代、だからこそ「経営理念」は、「何故、これを行うのか?」そいうった想いを込める事が大切です。伝えたい商品やサービスの根底に経営理念がある。消費者の見方が変わるはずです。

2)会社のビジョン

会社のビジョンは、目標、方向性、行動、といった物です。近未来に「あるべき姿」「こうなりたいという想い」そういった具体的な行動指針です。ビジョンは、会社の夢、希望といった未来像ですから、会社、組織は、これに向かって一丸となれる体制が作れます。ビジョンで示した事は、行動に変わる。社外に対して示す指針と同時に従業員に対して示す指針であることも理解し策定する必要があるのです。

3)メリット、デメリット

会社設立する際に、法人(株式会社)にするか、個人事業主(屋号)に
するのかという選択、非常に迷うポイントです。今は、会社法が改正され、誰でも簡単に会社を設立する事が出来ます。独立、会社設立を準備する段階で法人と個人事業主のメリット、デメリットを理解しておきましょう。最大の違いは、信用、税金面です。信用面は、これから事業をされる上で株式会社と屋号を比較した場合、取引先や仕入先から個人事業主とは、取引しないという会社が多く存在します。営業時や採用時にも相手に与える印象は、当然、株式会社の方が良いです。税金面においては、法人の場合は、法人税。個人事業主の場合は、所得税として納税の義務が発生します。所得税の場合は、累進課税と言って所得が増えれば増えるほど税率が高くなります。法人税は、法人の儲け=利益に対して課税される税金です。
個人事業主と同様に利益が増えれば増えるほど高くなる税では無く、資本金の規模やもうけ(利益)の金額によってラインが定められており、一定の税率で計算されます。
次は、デメリットにおいてです。法人(株式会社)は、会社が赤字になった場合でも支払う税金があります。それは、7万円の法人住民税の均等割です。赤字だから税金を払わなくても良いとう事にはなりません。その他には、社会保険への加入が義務付けされています。社会保険は、当然、社員の方が対象ですし、社長一人でも加入が義務付けされています。更に社会保険は、会社と本人が折半する制度です。従業員の人数や給与額が上がるにつれて、本人の負担もそうですが、会社の負担も大きくなっていくのです。
いかがだったでしょうか?最終的な決断は、あなた自身です。ただ、法人も個人も「事業を行う」という事は変わりませんので、事業を覚悟して行うという観点で考えれば、法人を設立するほうが成功に対する想いが変わるのでは、無いでしょうか?

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